心が透けるほどの美しい緑が生い茂る木々たちは
やがては土に還り、この星と一緒に悠久の時を超え、
未来へ--可能性に満ちた原石となる。
8月29日、土曜日。
文字通りの「残暑」となった当日にJIKK主催『ときあそばせ vol.1』の開催を迎えることになりました。

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蝉の鳴き声に背中を押されるように準備にとりかかる。
それぞれの出演者たちが協力者たちが
この一瞬の奇跡を生み出すべく想いを緩やかに、しっかりと紡いでいく。
たんたんとこなしがらも
熱い気持ちが空間全体へと広がり、笑顔もこぼれながらに準備が整う。

<「こばやし鷺游」氏の書作品展示>

<リハーサル中のeje氏>

<「おもてなし」の最終確認をする給士の方々>
...宴がはじまる。
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想いと想いが重なり、人と人を繋ぎ創り出された宴には気持ちの良い方々が集い、縁(えにし)が
目には見えない光となり波となり響き、広がっていきます。
その空気は--良質であればあるほどに、そこに「もたらされるもの」
「解き放たれるもの」はまさしく無限であって...
感性の渦が収束し、笑顔が拡大する時空間になっていきます。
それは、福に至る「ときあそばせ」というオーケストラのよう。
そのはじまりと共にゆるやかに響く「食」と「書」のアンサンブル。
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『これだけで会費以上の価値がある』 と参加者の方々からこぼれるほど
酢飯屋岡田大介氏の寿司コースは絶品・極上でした。
"通のツウが唸るような"ネタの数々は食べた瞬間に『旨い...』ともらし絶句してしまうほどのもの。
『絶対に帰ったら家族に自慢しよう』と手に取りながら参加の方々が喜々としていたのは
こばやし鷺游氏による「オリジナルうちわパフォーマンス」。

また空間と一体化した鷺游氏の書には特別に新作も飾られ、この宴を一瞬にして
『粋』なものに昇華させていました。
さらに、それにあわせて参加者の皆様方が談笑し見事な合奏が繰り広げられておりました。
緩やかにアンサンブルの音が小さくなっていきますと、そこここにある空間を包み込むような
幻想的なリズムに「ときあそばせ」が変調していきます。
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ejeによるライブの開催です。
参加者の方々は恐らく、あの時間『eje』を通じて呼吸していたのかも知れません。
それほどまでに空間は「eje」となり、しかして世界を拒絶するでもなく
自然が織りなす蝉の鳴き声や僅かに揺れる風の振動...
これらとも「共存協演」する独特の音色は、音こそ世界を繋ぐ理なのだとさえ思わせるものでした。

参加された方や協力者の方も
『蝉の鳴き声と打ち消し合わない不思議な音楽...
いやこれこそ「音」そのものなのかも知れないね』
と感嘆していたほどです。
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夕方を過ぎると、いよいよ「ときあそばせ」というオケは盛りあがりのピークを迎えました。
「食のメイン」と「大正時代からの輪島塗」の華やかでもあり、静寂もあり、
心の奥底まで響くような音が重なりあい

そこに出演者や協力者、さらには空間の内外に漂う空気さえも
幾層にも重なりあい打ち消しあわない音たちが
この宴を彩り
まさしく「とびっきり」なものが際限なく解き放たれていきました。
その中でも再認識させられたのは「器」のもつ魅力です。
株式会社中村より御提供いただいた器を見、そこに盛られた「渾身の握り」を見、
器というものに『どれほどまでの』想いをこめるか...『どれほどまでに』食と想いを繋げるか。
この想いが欠けては「おもてなし」には至らないのでは?と自然と感じさせられるものでした。
参加者の方々も
「器」と「食」の「おもてなし」を見た瞬間に
顔がぱぁっと輝き
『すごく素敵な器ですね。食との相性も素晴らしいじゃないですか』と喜びを全面に表現していました。

さらに...
この宴のために感謝と関心がおきるほど誠意を尽くしてくれた、利酒師の上仙裕一氏。
宴の心意気である「日本酒」を見事に趣旨に沿うどころか趣旨を際立たせるかのごとく
選んでいただきました。
『三酒味くらべ』は参加者の方々に好評このうえなく
この宴の重要な魅力となっていた事は誰もが認めるところでしょう。
『私は「松の寿」が気にいったから、もう一杯』や『いやいや「上喜元」が一番だよ』などもありましたし
『どれも美味しい!』という言葉もあり、結果どれをとっても皆様がたの顔は満足げでした。
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雲も広がり、ようやくに涼やかになって
広がった空気感をもって、全て混じり合い緩やかに心もほどけていきながら
最後のANNEXフリータイムとなりました。
立ちながら談笑する方々
席をあちらこちらに動かしながら笑顔を弾ませる方々
地べたに腰を下ろし、旧知の友のごとく盛り上がり笑いころげる方々
はたまた夜風を感じるバルコニーで夢を遊び心を満喫される方々
何にも縛られず
ただ溶け合い、解き放つ。


フィナーレに相応しい世界観がそこには漂っていました。
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語り尽くせないほどに極められた世界観
それは間違いなく
出演者・協力者・参加者の皆様方がもつ
心意気のお蔭さまです。
そして、それはまるで
八百万の神が天岩戸の前で踊り笑いあった宴のようでもあり
小さい頃に感じた、あの懐かしい夏の終わりの風景のようでもあり
日本古来より続き、新しい価値観を生み出すような
趣きのあるものになれたのではないかと思います。
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最後に
この星と一緒に悠久の時を超え、
未来への可能性に満ちた原石たちが
ここに集い
ここから
その無限とも言える可能性は
創造され輝きだし
時を超えるリズムがひろがり続けるのではないかと想像していると
無性に興奮します。
主宰側なれど次回楽しみです。
あらためまして
本当に皆様方、有難う御座いました。













