【150年と5分の世界】
23日は海フェスタ横浜の記念式典へ。「海と港が育む街~横浜開港の軌跡、そして未来~」
と題された、ステージアトラクションに、ろゆふさんことこばやし鷺游さんが登場。
神楽器と和太鼓との共演での水墨画パフォーマンスは、エネルギーに溢れたものだった。
秋篠宮ご夫妻もご臨席されたこの記念式典は、各国からの来賓も多く参列していた。
今回、その中でろゆふさんは、神楽笛奏者のことさん、和太鼓の鈴木淳一さんと共演により
「横浜村開港前から黒船来航・開港」を「墨象」の形で表現した。
ステージから光が消え、神楽笛が静かに静寂をすべり始めると、徐々に幕が上がっていく。
薄い光が人影を浮出す頃、細長い鞭のようなばちで叩かれた和太鼓が、力を内に秘めた様な
独特の余韻を含み、低い声を響かせた。
左右の音へとスポットが振り分けられ、ステージ中央の幅6m、高さ2.5mの真白なキャンバス
も全貌を現した。そこに浮かぶ小さな影が、徐々に鼓動を早めた高低の音に合わせて動く。
そして、その影が女性であると認識するとほぼ同時に、影であったろゆふさんが飛んだ。
宙で、手に握られていた筆(刷毛)が大きな弧を描き、真白な壁に弧の一部が線となった。
そこから笛の奏でる空を扇ぐような旋律と、徐々に鼓動を早める太鼓の響きと絡み合う様に
線は重なり合い、その繋がりの先にある物語を写し始めた。(写真左下は前日のリハーサル)
横浜の150年の歴史。
5分間の音と墨の幻想。
そこには過去と未来と今がある。
太鼓の地響き、神笛の呼ぶ声。トランスに似た感覚に何かが外れそうになったその時。
突然の静寂と、動きのとまった最後の音、最後の線を描き上げた3つの影。
会場は大きな拍手につつまれた。
リハーサルは正面席から見て、本番は舞台袖からその様子を見ていた。
改めてこばやし鷺游という人が持つ可能性の大きさを感じた。
そして新たな構想が自分の中に生まれてきた。これから練ろうと想う。
まずは、先日のブログにも書いた、8月29日(土)ZAIM CAFE ANNEXで開催の少数限定
プレミアムイベントで、ろゆふさんもおもてなし側として参加してもらう。
その時に参加者の方々には、ろゆふさんの「書」の素晴らしさを体感してもらいたい。
【JUK】大宿英介 -eisuke ojuku-













